コラム

ネイルがもたらす不思議な魔法2019.11.15 更新

しっかりと皺が刻まれ、節の曲がったそんな長年頑張ってきた手にネイルをするのが大好きだ。純粋に美しい。頑張ってきた手だからこそ築かれるもの。カラーリングをすると、その手をうっとりと眺め、今度は目尻を皺々にしながらにっこりと微笑む。その笑顔もまた、たまらなく大好きなのだ。

福祉ネイルの仕事はまたいつもと違う喜びがある。施設を訪問しておばあちゃんたちにネイルをすると、年齢を問わずオシャレをすることで心が豊かになり、気分を高揚させる作用があることを確信する。メイクやヘアの様に入浴することでリセットしてしまう事もなく、翌朝も起きた時から綺麗なままである。また鏡を見なくても自身で見ることが出来る。日常生活をしているなかで何度も手は視界に入ってくる。そこの爪先が綺麗に彩られていたらそりゃ『視覚的フィードアップ効果』を得ることができるのだろう。ネイルを施した後に、食事介助をしてもらっていた利用者さんが自分でスプーンをもったという嬉しい報告や、体操の時にいつもは座っているだけの利用者さんが手をあげるようになっただとか驚くようなことを耳にする。

これは紛れもなくネイルがもたらす魔法にかかったに違いない。私はそう思います。

小さな意識から優雅に2019.10.28 更新

たかが爪。されど爪。爪は体の中でもごく小さな部位ではあるけれどもここを綺麗にすると…綺麗にするといっても必ずしも流行りの色を塗ったり繊細なアートをしたりすることばかりではなく、そこはご自身の許容範囲で結構。お色乗せられなければ透明の艶だけでも、甘皮を整えるだけでももちろんいい。この小さな部位のお手入れをすることでここに意識が宿るのか仕草が優雅になるから不思議。大人になるほど何かを意識する力って大事なことだなぁと感じます。

家事も仕事も『時短』がもてはやされる時代。美容ですら時短コスメや、楽チンワンピなんていうのが時流になっている。でも楽してばかりだとくすみが出てきてしまうような気がしちゃいます。くすみは年齢によるものだけではない。丁寧に手をかけることでそこを意識するのだと思うのです。いつもより念入りにお掃除すると、その後は汚さないようにしようと意識するでしょう? それと同じ。無意識を繰り返すか、意識を重ねるか、その違いで何気ない仕草や、立ち居振る舞い、姿勢までも変わってくるような気がします。要するにたかが爪なんてとないがしろにしていると、手の動きも粗雑になっちゃうぞッ!! ってことです。

“クセ”のある悩みゴト2019.09.02 更新

『無くて七癖』というように、誰しも何かしらの癖を持っているものだといいます。以前関節をポキポキ鳴らす癖の話をしましたが、もう一つ手にまつわる癖で、悩みものなのが噛み爪だと思います。 『咬爪症』といい、小さい子供に多いのですが、中には大人になってもなかなか治らずに悩みのタネとなっている方もいますね。何といっても癖ですから、本人が止めたいと思っていてもついつい噛んでしまうもの。爪や爪周りの皮膚までも習慣的に噛み切ってしまうので、爪が本来の長さよりも短くなります。薄くザギザギの爪になったり、爪の甲もデコボコになったりしてしまうことも。すなわち噛むことで爪が薄く小さくなってしまうのです。

意外とひとの目線を浴びる指先ですから、名刺交換やお金を払うときは指先をグーにして隠したくなるといいます。『咬爪症』の自分で出来る治し方としては、苦味のあるマニュキアを塗る、絆創膏を貼るなどがあります。またサロンではジェルネイルで自爪をコーティングする『深爪矯正』をし、噛むことをできなくすることで治ったという方もいます。指先を綺麗にしていると、何気ない瞬間にも美しい爪先がそこにあれば、噛みたい欲求も抑えられるのではないでしょうか。

ネイルに魅せられて2015.06.25 更新

ネイルに魅せられて

そういうと華やかで彩のある、または最新のアートを施したネイルに心を奪われたかのように感じる
当然である。
「ネイルサロンを経営しております」そうご挨拶をすると9割の方はそちらのイメージでとらえられるようだ。 

私がネイルに魅せられているのは、
ネイルがもつパワー、まるで魔法にかけられたかのように一瞬にして笑顔にしてしまうこの力に魅せられている。
ネイリストって素晴らしい

3・11東日本大震災のあと、日本中いや世界中の誰もが自分の出来る、なにかしらの応援をした。
私にできる応援ってなんだろう?そう思ったときネイルのお道具を持って被災した地域に向かう自分がいました。

ネイル道具を持って被災地へ

住むところも、飲む水でさえないこんなときにネイルなんて非常識な…
そう思われるかもしれない。
実際、現地には衣類や食べ物の支援物資を運ぶボランティアと自衛隊の給水車などに多くのひとだかりができていた。
現地についたとたんに足もすくみ声も出なく、この状況も知りもしないで自分は何をしに来たのだろうと後悔しかけたその時、ひとり、またひとり・・・とネイルをしてほしいと言ってくれる人の行列ができた。
たちまちテーブルのまわりは賑わいおばあちゃんから子供まで集まってきて、お化粧品もみんな流されてなくなったから爪だけでもキレイにしようといってくれたり、
ずっと悲しんでたけどおかげで少し元気がでたよと話してくれたり。

ネイルの底しれないパワー

水道の水もでない 着るものも 食べものもまだままならないこんな時期だからこそ心のケアになる。

一瞬でも笑顔になってくださる。
キレイになって嬉しいと言ってくださる。
またやりたいと言ってくださる。
そんな言葉が嬉しくてネイルの底しれないパワーに魅せられた。 

ネイリストにしかできないこと

手をつなぎ、指に触れ目線を同じににして話をしながら。
それはネイリストにしかできない心のケアでもあるのだ。

ネイリストにしかできないことをネイルを通してもっともっと世の中に伝えていきたい。
『ネイルを通してたくさんの笑顔と出会いたい』
この言葉にすべてを凝縮してきた6年間、ネイルを仕事にしていこうと決めた時から少しもぶれていない

たくさんの笑顔をつくることのできる素晴らしいネイリストというお仕事が、
これからもより世の中に認められるように。
たくさんのネイリストが輝くために。

わたしは走り続けます。

株式会社MashUP代表取締役 後藤智子

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