コラム

ひと括りにされる『ネイル』の現状2020.01.21 更新

職場の規則のひとつに『ネイル禁止』としている企業が多い。何故か?ひと言で『ネイル』とくくってしまうからか? ネイルにもさまざま。長い爪にアートを施すネイル。長さもある上に飾ったアートなどから一見派手に見えがち。主に成人式やブライダルなどここぞ! という時にするべき『見せネイル』がこれ。一方、透明または薄いピンクやベージュで、手元を綺麗に見せるためにする普段使いのネイルは、長さも短く整え清潔感漂う。手が動くたびに仕草まで上品に見え、云えば『魅せネイル』。

前者を『ネイル』とするならば、禁止はまあ頷ける。そんなお爪では日常生活もさぞしにくかろう。長さで折れたり引っ掻いたりという危険も伴う上、なにより他人に与える印象も宜しくないので「TPOって大事よね」という話になる。だが後者はお手入れのひとつであり、清潔感のあるネイルは相手に対する気配り。以前ロシアから日本に嫁ぎ弊社のスクールに通われていた生徒さんが、自分の故郷では身だしなみとしてネイルしているけど、日本ではネイルってイケない事? なんで? と尋ねてきたことがある。メイクと同じように節度あるネイルがオフィスで当たり前な日本になったら素敵なのになぁ。間違いなく仕事効率だって上がるであろう(笑)。

心でも見えるネイルの魅力2019.12.25 更新

毎年、世界最大級のネイルの祭典が東京ビッグサイトで行われる。さまざまな情報が飛び交う中、もっとも私の目に止まったのは『点字ネイル』。実は昨年、福祉ネイリストとして、秋田の視覚障がい者福祉協会女性部のみなさんからご依頼を受け、ハンドケア講習をさせていただく機会がありました。

視覚に障がいを持っていると爪を切るのもひと苦労。そんな時ファイルで爪の長さやかたちを整えていく方法が役に立ちます。しかしファイリングのそんなこんなを、身ぶり手振りではみなさんに伝えられない。そこで言葉で伝える難しさに直面しました。普段は技術をやって、見せて、真似てもらい教えるところを、この日は言葉だけが頼り。自身にとってもとても学びとなりました。

爪が自分で触ってツルツルになる感覚は目が見える私たちよりはるかに敏感。見えないからこそ見えてくるものがそこにはあります。点字ネイルはストーンで点字が記されているので触ってみることで自分の指先でアートが見えるというわけです。視覚障がい者の方は他者の目を通して自分を見ることができる。「かわいいね」「綺麗だね」と言ってもらえることで、心に華やかな指先がくっきりと見えているのでしょう。万人に無限にあるネイルの楽しみ方!!素敵ですよね!

ネイルがもたらす不思議な魔法2019.11.15 更新

しっかりと皺が刻まれ、節の曲がったそんな長年頑張ってきた手にネイルをするのが大好きだ。純粋に美しい。頑張ってきた手だからこそ築かれるもの。カラーリングをすると、その手をうっとりと眺め、今度は目尻を皺々にしながらにっこりと微笑む。その笑顔もまた、たまらなく大好きなのだ。

福祉ネイルの仕事はまたいつもと違う喜びがある。施設を訪問しておばあちゃんたちにネイルをすると、年齢を問わずオシャレをすることで心が豊かになり、気分を高揚させる作用があることを確信する。メイクやヘアの様に入浴することでリセットしてしまう事もなく、翌朝も起きた時から綺麗なままである。また鏡を見なくても自身で見ることが出来る。日常生活をしているなかで何度も手は視界に入ってくる。そこの爪先が綺麗に彩られていたらそりゃ『視覚的フィードアップ効果』を得ることができるのだろう。ネイルを施した後に、食事介助をしてもらっていた利用者さんが自分でスプーンをもったという嬉しい報告や、体操の時にいつもは座っているだけの利用者さんが手をあげるようになっただとか驚くようなことを耳にする。

これは紛れもなくネイルがもたらす魔法にかかったに違いない。私はそう思います。

小さな意識から優雅に2019.10.28 更新

たかが爪。されど爪。爪は体の中でもごく小さな部位ではあるけれどもここを綺麗にすると…綺麗にするといっても必ずしも流行りの色を塗ったり繊細なアートをしたりすることばかりではなく、そこはご自身の許容範囲で結構。お色乗せられなければ透明の艶だけでも、甘皮を整えるだけでももちろんいい。この小さな部位のお手入れをすることでここに意識が宿るのか仕草が優雅になるから不思議。大人になるほど何かを意識する力って大事なことだなぁと感じます。

家事も仕事も『時短』がもてはやされる時代。美容ですら時短コスメや、楽チンワンピなんていうのが時流になっている。でも楽してばかりだとくすみが出てきてしまうような気がしちゃいます。くすみは年齢によるものだけではない。丁寧に手をかけることでそこを意識するのだと思うのです。いつもより念入りにお掃除すると、その後は汚さないようにしようと意識するでしょう? それと同じ。無意識を繰り返すか、意識を重ねるか、その違いで何気ない仕草や、立ち居振る舞い、姿勢までも変わってくるような気がします。要するにたかが爪なんてとないがしろにしていると、手の動きも粗雑になっちゃうぞッ!! ってことです。

“クセ”のある悩みゴト2019.09.02 更新

『無くて七癖』というように、誰しも何かしらの癖を持っているものだといいます。以前関節をポキポキ鳴らす癖の話をしましたが、もう一つ手にまつわる癖で、悩みものなのが噛み爪だと思います。 『咬爪症』といい、小さい子供に多いのですが、中には大人になってもなかなか治らずに悩みのタネとなっている方もいますね。何といっても癖ですから、本人が止めたいと思っていてもついつい噛んでしまうもの。爪や爪周りの皮膚までも習慣的に噛み切ってしまうので、爪が本来の長さよりも短くなります。薄くザギザギの爪になったり、爪の甲もデコボコになったりしてしまうことも。すなわち噛むことで爪が薄く小さくなってしまうのです。

意外とひとの目線を浴びる指先ですから、名刺交換やお金を払うときは指先をグーにして隠したくなるといいます。『咬爪症』の自分で出来る治し方としては、苦味のあるマニュキアを塗る、絆創膏を貼るなどがあります。またサロンではジェルネイルで自爪をコーティングする『深爪矯正』をし、噛むことをできなくすることで治ったという方もいます。指先を綺麗にしていると、何気ない瞬間にも美しい爪先がそこにあれば、噛みたい欲求も抑えられるのではないでしょうか。

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