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今や一般的になった爪のお洒落『ネイル』って、一体いつから始まったのだろ? 疑問に思ったことはございませんか? 今回はネイルの歴史についてのお話。
実はネイルの原点は古代エジプトにあると言われています。紀元前3~4世紀、エジプトの王族はすでにヘンナという赤色の植物の汁を染料にして、爪に装飾をしていたと伝えられています。ただ、これは美容目的以外にも呪術的な意味合いがあったとされ、女性のみならず男性も施していたようです。美の探究者として知られる古代エジプトの女王・クレオパトラもヘンナを使って爪を彩っていたという伝えもあります。階級社会だった古代エジプトではネイルをつける人の階級と、そのネイルの色が対応していたとも伝えられており、古代において赤色は神聖なものとされていたことから、階級が高ければ高いほど、その色が濃くなったとも。
古代ギリシャやローマでも、高い階級に所属する人々は爪に対する美容的な関心はとても高かったと言われています。古代エジプトとは異なり、染料を使って爪を彩るのではなく、自然な美しさを引き出すために爪をお手入れする方法が探究されていたのだそう。まさに現代のネイルに通じる手のケアの歴史ですね。